野町和嘉写真展「聖地巡礼」を見ました。
ガンジス川を中心に、その流域や人々の信仰などを切り
取った作品の数々。
「信仰」ってすごいのね。すごいって感じるのは私が
無宗教なせいかもしれませんが、誤解を恐れずに言えば
理解を超えたところにある考え方というか、きっとその
場に生まれていたら当たり前のことなのでしょうけれど、
圧倒されるシーン、背景が多かったように思います。
いきなりあれですが、人が亡くなると火葬の前にきれい
に飾ってガンジス川に浸すのですけど、その飾りの
ジャスミン? の花の美しい様子とか、火葬される様子
を親族たち(男性のみ)が見守るとか、死生観なんかも
自分が思うそれとは、かなり超越したところにあるような
気がして、しばし呆然といった感じでした。
暗いとかいうことではないです。思いを馳せても、想像
できないことって、ありませんか? そんな感じ。でも
決してそれらを否定するわけではなく、なんて言ったら
よいのかな、とにかく、考えさせられる写真展でした。
ちょっと話題を変えますね。野町和嘉さんの略歴を読んで
思ったことをメモ。
野町さんは高校生のときにカメラを買って、翌年には
写真コンクールで賞を取っているのね。ってことは
カメラを手にしてすぐ、撮るとか応募するという行動
を起こしたってことだよね。
自発的な行動が、何かを得るきっかけ、次へ進む足掛り
になる。チャンスっていうのはどこかから降ってくるの
ではなくて、実は自分で作るものなんだって、略歴を
見ていて強く思いました。
これは最近私が感じていることでもあるんです。その辺
になにかヒントがあると思うのー。(話が抽象的になった)
あんまり難しくは考えていないのですけど♪
まぁ、なにか「こうなりたい」とか「こうありたい」と
思ったら、近づけるように行動するとかイメージするの
は大切なことなのかもしれないねぇ。よくわかんないけど。
「聖地巡礼」展、とても興味深かったです。会期は
5月17日(日)までですー。
◆東京都写真美術館 野町和嘉写真展「聖地巡礼」
http://www.syabi.com/details/nomachi.html