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2014年09月18日

「その人の器にあったお客様しか来ない」ということ

新卒で入った企業は、新人教育がとっても充実していま
した。業務に関する内容、業務を補う内容、それから
お客様商売だったこともあって、クレーム対応について
の時間も結構あったんだなぁ。

重要なのが、「クレーム処理」ではなくて、「対応」だ
ということなんです。そういう意識でいれば、「すわ、
クレーム!?」と身構えするような案件でも難なくクリア
することができます。“かわす”ではなくてね。

そうそう、「接客」という言葉も使わない会社でした。
「応対」って言い換えていたと思う。たしか。。言い換え
たからってなんだ! っていう風潮も現代にはあるんだろ
うけど、その辺は時代よね。古き良き時代。

面白いところでは「お客様の腕時計より高級なものをつけて
はいけません」とか、「赤い口紅を使いましょう。顔が明るく
華やかに見え、お客様もつきます」みたいなルールもあったと
思う。あれは暗黙の了解だったか…?? 明文化はされていな
かったように記憶してる。

いまこんなこと言ったらぶっ飛ばされちゃうんだろうけど、
まぁ言いたいことはわかるんですよ、わたしはね。古い人間
ですから。

閑話休題。

まぁ、お客様の要望どおりに行かない場合、「大手なん
だろ? 飛行機飛ばせよ!」みたいに怒鳴る人もいたし、
大声を上げたほうが得をする、ゴネ得みたいな部分も
あるんだけど、できるだけフラットな気持ちで応対する
と良いんじゃないかな、と思う。

そんなきょうこのごろ、自分自身も忘れていて、最近
ふっと、新入社員教育の講師の言葉を思い出したのです。

「●●さん。自分の器にあったお客様しか来ないんですよ」

お客様に怒鳴られることは、その業界にいれば誰もが
一度は経験することなのですが、「変なお客さんにばか
り当たる」なんて思っちゃうことも、ままあるんですね。
そういうのが続くと。

でも、心の持ちようで自分も相手も変わるよっていう
ことを、わかりやすく表現したんだろうなと思います。
実際に意識しながら日々を過ごしていたら、変わって
いったのを覚えています。

気難しいお客様や意地悪なお客様に巡り合ったとき
不運だと嘆くのではなく、自分の力不足と捉え、反省して
成長の糧とする。人のせいにしない。自分の態度が
悪いから相手も察知して機嫌が悪くなるってことも
あるしねぇ。。

なんとなく思い出したので、のちの自分のために記して
おこうと思いました。

良い会社だったなぁ。。






posted by りすきぃ at 08:00 | 日記