なりました。今回、その響12年を試飲させていただく機会を
サントリーさんより頂き、お話を伺ってきましたのでレポしますー。
響は、1989年に創業90周年を記念して発売されたウイスキーで、
現在までに「17年」「21年」「30年」という3種類が販売されて
います。
\\なぜいま「12年」なのか//
ヨーロッパでは、とくに12年もののウイスキーが人気だそうで、
「響を世界的なブランドに育てたい」という想いから、ことし発売
20周年を迎えた響に新しく「12年」ものを投入することにしたん
ですって。すでにヨーロッパでは、ことし5月から販売され、
「Japanise Wisky」として人気なのだそう。

\\響12年の特徴//
響12年の香りは、甘くフルーティーな感じ。口に含むと、甘酸っぱく
広がります。試飲では外国の12年もののブレンデッドウイスキーと
比較しましたが、12年という若いわりに味に深みがあり、高級感を
感じます。この深みの秘密は、ブレンドされた原酒にありました。
\\梅酒樽原酒と貴重な古酒によって生まれる深み//
響は「ブレンデッドウイスキー」です。ブレンデッドウイスキーは、
さまざまな原酒をブレンドして生まれます。とくにこの「12年」は、
梅酒樽熟成の原酒と30年以上熟成した古酒をブレンドすることによって
フルーティーで深い味わいを表現したそうです。
今回は、これらの原酒も試飲させてもらいました。古酒は、とっても
まろやか。何事も受け止めてくれる大人のようです。梅酒樽熟成は
梅のフルーティーさ、ワクワクするような華やかさが隠れています。
どちらもこのまま飲みたいと思うほどオイシイ!

30年以上熟成した原酒って、とっても貴重なんですよ。以前、
シングルモルトウイスキーの白州工場(山梨)を見学したときに
熟成中の樽を見せてもらいましたが、木製樽の中で熟成している
うちに、原酒は少しずつ揮発すると聞きました。年月を経ると、
樽いっぱいだった原酒が、半分ほどになるのです。
というわけで、私の年齢の樽は、数本しか残っていないとの
ことでした。もちろん、貴重な原酒なので分けてはいただけない
そうです。自分の年齢を同じウイスキーを持ちたいっていうのは
夢ですね。
閑話休題。
もともと響は、国際コンペで数々の受賞歴のあるウイスキーです。
12年はまずヨーロッパで発売されたこともあり、ボトルデザインも
日本を感じる仕様になっています。これがまたステキなの。
\\24面カットのクリスタルガラスが輝く//
ボトルがね、とっても美しいのです。工業ガラスではなく、クリスタル
ガラスを贅沢に使って、24面カットが施されています。キラキラと
光を受けて輝くのねー。美しい。「24面」という数字には、24時間
という「時」と、日本ならではの暦「二十四節季」を表し、長い年月
を経て作られる響ブランドの<時間>を象徴しているんだって。

お部屋に飾っておいてもよさそうな、気品を感じるボトルです。
毎日飲むにはもったいないけれど、大切な時間を過ごしたいときに
この響12年を楽しむのがいいんじゃないかなと思いました。
お食事と楽しむ「響12年」へ続きます。