おなかも満たされ、続いては蒸留所内を見学します。
(通常の見学コースと異なり、特別に入場を許可された場所あり)
今回は、工場長の前村さんが案内をしてくれました!
二条大麦と水、そして酵母からできるウイスキーは、人に
優しいお酒なのだそう。どんなところが人に優しいの!?
◆1.低カロリー・低糖分
蒸留酒なので、糖分がほとんどない
◆2.プリン体が少ない
さらにプリン体からの尿酸生成を 抑制し、尿酸を
排出する作用あり
◆3.酔い覚めスッキリ、悪酔い、二日酔いになりにくい
血中アルコール濃度が上昇しにくく、アルコールが
抜けやすいため
◆4.樽材由来のポリフェノールが溶け込んでいる
◆5.香りにリラックス効果がある
樽熟成の香りが、森林浴のようなリラックス効果をもたらす
◆6.メラニン色素抑制成分が発見された
女性に朗報! 最近の研究でメラニン色素を作りやすく
する「チロシナーゼ」の働きを抑制する成分が含まれる
ことが分かったそうです。メラニン抑制 → 美白!?
ほぉー。やっぱりウイスキーは、女性が飲むのにもよいね。
これからも地道に勧めていきますよぉ。
穂の先が2つに分かれているから「二条大麦」といいます
原料の二条大麦。白州は甲斐駒ケ岳の天然水を使って作られて
います。蒸留所としてもまれな標高700メートルという高地に
位置する白州は、水、澄んだ空気、広大な森の涼冷多湿な気候が
ウイスキー作りに適しているのだそうです。これだけの条件が
揃うのは、奇跡なんでしょうね。ますます白州が好きになります。
撮影許可をいただいています。通常は蓋を開けることはありません
発酵槽は大きな木桶でできていて、酵母と木桶に住む白州の
乳酸菌などによって発酵が進んでいます。かくはんされる
木桶の中をのぞくと、ぽこっ、ぽこって、泡が出てくるんです。
カワイイねぇ、生きてるんだねぇ。自宅で漬物とか梅酒とか
作ったりするんですが、そういうのに通じる愛らしさがあります。
この時点で、すでに良い香りが。体もほんのり温まります。
そして蒸留過程へ。ウイスキーは2回蒸留しますよー。通常は
入れない蒸留釜の近くでパチリ。釜も使い込まれるとあめ色に
変化するんですねぇ。
入場許可をいただいています。通常はガラス越しの見学となります
蒸留を終えたウイスキーは、木の樽につめられ、貯蔵されます。
ここは一切の空調を使うことなく、夏には夏の、冬には冬の温度・
湿度で貯蔵されるのだそう。
撮影許可をいただいています。通常は撮影不可となります
この日は寒かったのだけど、シンと静まり返った貯蔵庫の中で
ウイスキーたちは呼吸をしています。その証拠に、えもいわれぬ
ウイスキーの深い香りが! 思わず深呼吸、リラーックス!
一番古い樽は1973年のものだそうですよ。中には自分の生まれ年
の樽もあったりします。これ欲っしー!
「ぶら下がっている木片はなんですか」と前村工場長に
質問すると、「シャチ」といって、目的の樽を出すときに、
他の樽が転がらないように留めるものなんだって。
余談ですが、陶芸で窯入れするときに、温度を見るための
コーンってあるじゃないですか。ああいう「脇役なんだけど
重要なお仕事を担ってる」感がとってもよかったです。
シャチとかコーンとかみたいな人生をめざすぞ(笑)
その場で見て疑問に思ったことを質問できるなんて、体験型
のセミナーならではの醍醐味ですね!
さて、熟成樽は、もちろん木材なんですが、一度使って
おしまいではなく、2度3度と繰り返して使うそうです。
樽を複数回使うために、樽の持つ力を復活させる作業が
行なわれます。それが、「リチャー」。リチャーとは
樽を火で焼いてウイスキーを熟成させる力をよみがえらせる
のだそう。このリチャーの過程は、一般の見学コースでも
大人気なんですって。
点火直後はアルコール分の作用によって青い炎が。樽を転がす
うちに激しく燃え上がります。樽の口が燃えてしまわないように、
ひしゃくで水をかけながら様子を見ます。最後、ひしゃく一杯の
水で一瞬に消火。みなさん大拍手。これは動画でレポしたかったわぁ。
白州でしか見られない過程だそうですよ。
復活の儀式「リチャー」。炎の変化に注目です!
こうして樽たちは、熟成してはリチャーされ、60年から
80年もの長い間、ウイスキーを抱き続けるんですって。
なんだかステキ。
今回は特別に、リチャー直後の樽の香りをかがせていただき
ました。ふんふん、ウイスキー! そして香ばしい!
これいーな。欲しいわ。(またか)
外には、リチャーされるのを待つ樽が並んでいました
もう、このころにはすっかり親心。みんな元気に復活するんだよぅ。
◆続く:サントリー白州蒸留所見学「ブラインドテイスティングを初体験」
ポットスチルとか間近で見れたんですね。
うらやましぃー。
それに、貯蔵庫。蒸留所見学で
いっちばん好きなところです。
心地よい香りが最高ですよねぇ。
ここでも撮影できたのがすごい。
自分の生まれた年のカスク見ると、
ちょっとにんまりしますね。
あと、リチャー。迫力満点。
いつ見ても拍手もの。
以前はなかったのですが、最近は
香りを楽しませてくれますね。
わたしもあの香りが心地よく、
最後まで粘ってました(笑)
ポットスチルは、通常はガラス越しだそうですが、中へ
入れていただきました。大きさといい、色といい、
「うーん! ここで白州が作られているのねぇ!」と感動です。
貯蔵庫は、メルトダウンです。ほにゃほにゃほにゃ〜。暖かい
季節なら、きっともっと香るんでしょうね。んー♪
静かに眠る樽たちを見て、「オーナーになりたい!」と野望を
抱いたのは言うまでもありません。
リチャーはとっても感動的ですね。ウイスキーは自然からの
贈り物なのだと改めて思いました。
なかなか興味津々です。
私のブログお恥ずかしい内容ですので
あまり見ないほうが・・・
また覗きにきますね♪