「ランドスケープ 柴田敏雄」展を見ました。
こちらは写真展です。
ダムとか、崩れそうな山の斜面をコンクリで固めた様子
など、人工的な構造物を対象とした写真の数々。作品が
どこで撮られたものなのか、気になるところですが、
ちゃんとパンフレットにクレジットされています。
展示を見ていて思い出したんですが、
飛行機から見たゴルフ場の様子に、とても心が痛んだ
ことがあるのです。あれって上から見るとすごいよね。
ガリガリガリってユンボで削ったみたいな、あんなこと
されたら人間だって痛いだろうって…。
そんなことを思いながら見ていました。
無機質な作品が多いなか、高速の料金所や、サービス
エリアの夜景にはホッとします。明かりが灯っている
ところには、かならず人がいる。そういう暖かさを、
改めて感じました。
写真って面白いですね。撮り手が何を思って撮ったかは
定かじゃないけど、見ている私は自分の内面を掘り起こ
したり、感じ取ったりする。
静かに鑑賞するというより、触発されて、いろいろ
あふれてきちゃうので、見かたとしては邪道なのかも
しれません。でも、なにかに気づけば、それでいーのだ。
余韻を感じる写真が撮れたら良いなと思いました。
開催は2/8日(日)まで。急がねば!!
◆東京都写真美術館 > ランドスケープ 柴田敏雄展
http://www.syabi.com/details/shibata.html