烏龍茶っていろいろな種類・香りがあるんです。私は
お茶が好きで、緑茶やほうじ茶、麦茶などを家で
楽しんでいますが、中国茶ももちろん興味があるん
ですねぇ。
というわけで、サントリートピックスが主催する
ブロガーイベントに参加してきました。今回の
イベントは“名誉茶師”と楽しむ、烏龍茶の『香り』
の世界 というタイトルだそうで、お茶の香りが
好きなわたしにピッタリの内容なのでした。
名誉茶師とはなんぞや。中国のお茶の品質鑑定や
ブレンドの技術などを国が認める「茶師」という
国家資格があり、中でも「名誉茶師」は烏龍茶の
研究実績や普及活動に貢献した人だけに福建省から
特別に与えられる称号だそう。
つまりは烏龍茶のプロ中のプロ、ということですね。
サントリーの名誉茶師、藤原賢昌さんが解説してくれたよ!
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半発酵茶を青茶という。烏龍茶は青茶にあたる
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そもそもお茶は緑茶も烏龍茶も紅茶も全部おなじ
種類の木から作られるというのも有名な話だと
思います。発酵の度合いで緑茶〜紅茶というふうに
分けられていますね。烏龍茶は半発酵茶といって、
発酵を途中で止めたお茶、青茶(せいちゃ)にあたる
お茶なのです。
緑茶〜黒茶まで、発酵度合いが色で表現される
日本で中国や台湾のお茶を買おうとすると、青茶
という言葉を耳にすることがあります。半発酵茶
ということなんだね。覚えておくと良さそう。
12〜14時間かけて半発酵茶を作る
発酵を途中で止めるってどうやるの? と思ったら、
良い頃合いで火入れをし、加熱することで止めるん
だって。なるほどなー。発酵度合いは香りで判断する
のだそう。難しそうだね!
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烏龍茶の違い・試飲で香りの体験
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烏龍茶というと、福建省で作られているんでしょ、
という知識は皆さんお持ちだと思います。福建省の
中でも、さまざまな種類の烏龍茶が作られているん
だよね。
今回、香りを体験させてもらったのは武夷水仙、
安渓鉄観音、鳳凰単叢、大紅袍の4種類。さてどんな
違いがあるでしょうか。
武夷水仙(ぶいすいせん)くせがなくやさしい口あたり。
苦味・渋みが軽いので食事に合うんじゃないかなと
思いました
安渓鉄観音(あんけいてっかんのん)蘭の香りに似た
特有の香りが特徴。ポピュラーな鉄観音に感じました
鳳凰単叢(ほうおうたんそう)フルーティーな香り。
苦味が強め。スイーツに合いそう
大紅袍(だいこうほう)果実や花の濃厚な香り。
古くは歴代の皇帝だけが飲むことができた。国賓に
贈られることもある。これはこのまま、何もあわせず
楽しみたい!
並べてみると、色にも差が。産地や製法、作り手に
よって違いが出てくるそう。奥深いね
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香りの秘密は酵素から。リラックス効果もあるよ!
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烏龍茶は「花」「火(香ばしさ)」「茶葉」の3つの
香りからなるそうですが、花や果実に感じるものも
人工的につけた香りではなく、茶葉の持つ酵素の
働きを引き出すことによって生まれるんだって!
酵素ですよ。いま注目されている。うちでも酵素を
充分に摂るべく生ジュース生活を始めましたからね。
余談でした。
「あとからつけた香りではないのですか!」と驚きの
声が上がったほどの烏龍茶の香り成分。リラックスや
ストレス鎮静といった作用があることがわかって
いるんだって。
お湯を継ぎ足しながら飲むのが烏龍茶のスタンダード
ということで、会社で保温マグに入れておいて飲む
のも良さそう。働いててストレスを感じない人って
少ないでしょう? みなさんお疲れさまですね…
↑主婦ですまない
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お家で手軽に烏龍茶の香りを楽しむには?
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茶葉から楽しむなら、大きなティーポットではなく、
小さめの器で淹れるのが良いそう。ペットボトルの
烏龍茶をレンジで温めるときも、器を変えてみると
香りの立ち具合が変わるという面白い提案もあったよ。
ペットボトルの烏龍茶を温める場合、右の2種類の
ような器だと香り立ちが良いように感じました
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名誉茶師の実演でさまざまなお茶を頂く
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懇親会では試飲したたお茶以外も実演してもらえる
ということで、感想をまとめます。4種類のお茶を
頂きました。
茶器がまたカワイイよね。飾っておきたい♪
◆千里香(せんりこう)
香りが千里まで届くと言われる。武夷岩茶。苦味・渋み
が少なくライトな感じ。若い女性っぽい。
◆鳳凰単叢 桂花香(ほうほうたんそう けいかこう)
キンモクセイ(桂花)の香りに似たやや苦味を感じる
広東省のお茶。
◆武夷肉桂(ぶいにっけい)ベーシックな味と香り。
◆夜来香(いえらいしゃん)名前からしてステキ。
武夷岩茶。香りが口の中に余韻となって残る。
大人の女性っぽい。
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飲み方のアレンジと烏龍茶こぼれ話
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ハーブやスパイスを加えるという飲み方のアレンジ
も紹介されました。
自分では思いつかなかった!
高級茶である大紅袍は20gで250万円という値が
ついたこともあるそう。(これは中国茶専門店で
わたしも聞いたことのあるお話)貴重な原木のそば
には茶店があって見守られているんだって。
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好みの烏龍茶を大発見。参加してよかったー
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最後に、自分の感じたこと。私が好きなのは武夷
水仙や千里香といった苦味・渋みの少ないタイプ。
食事に合わせて飲みたいなぁと思いました。
鳳凰と名前のつくお茶は苦味が強いものが多い
みたい。フルーティーな香りが特徴的なので、
スイーツと合わせたいと感じました。
大紅袍や夜来香は芳醇な香りをお茶だけでゆっくり
楽しみたいなぁ。
お茶の特徴や好みがわかってくると、人に贈るとき
にもひと言添えられるので良いよね。烏龍茶が苦手
という人はあまり聞かないので、積極的に進物に
しよう。
とっても勉強になったイベントでした。サントピさま、
お招きいただきありがとうございました。
\\サントピさんブログ//
速報レポ:「"名誉茶師"と楽しむ、烏龍茶の『香り』の世界」
ブロガーイベントを開催しました!
http://topics.blog.suntory.co.jp/004222.html
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