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2011年10月28日

災害廃棄物が東京にやってくる。11月から

東京都では今回の震災を受けて、岩手県内の災害廃棄物
を受け入れて処分すると発表、11月からスタートします。

でもこれって、いつだれが決めたの? 災害廃棄物って
言い方をしているけど、当然放射性物質を含むゴミも
来るんだよね? そもそも放射性廃棄物って自由に
動かしちゃいけないんでしょ? そこんとこどうなの?

11月といったら、週明けてすぐです。東京都環境局広報
広聴課に電話して聞いてみました。

※予習:災害廃棄物受入処理事業について - 東京都環境局
www.kankyo.metro.tokyo.jp/attachement/saigaihaikibutsu-QA.pdf


●いつから受け入れ・焼却・埋め立てがはじまるの?

10月下旬〜11月上旬と聞いている。瓦礫は到着後、
可燃ごみ、不燃ごみに分けられ、焼却、埋め立ての
処理をする。(後に出てくる業者の話では11月4日
からとのこと)

●どこの焼却場が使われるの? 各区の清掃工場?

焼却・埋め立て処分については民間企業である東京臨海
リサイクルパワー株式会社が行う。各区の清掃工場で焼
却されるわけではない。処理の方法など詳細は東京臨海
リサイクルパワー株式会社に問い合わせて。

▼東京臨海リサイクルパワー株式会社 ←東電グループ
http://www.tgn.or.jp/tokyorp/

●瓦礫に放射性物質が含まれている可能性は?

岩手からゴミを運ぶ際、コンテナを密閉して中の放射線
を測る。セシウムの測定は承知している。それ以外の核
種は測定の有無もわからない。

今回受け入れるゴミに関しては放射性廃棄物ではなく、
災害廃棄物であるため基本的に放射性物質を含むゴミは
入ってこない。一般廃棄物と同じ扱いになる。

●仮に焼却時にはどのくらいの放射線が出てきちゃうの?

予習資料にもあるが、岩手県で焼却実験をしたところ
焼却灰について133ベクレル/kgの値を確認している。
排ガスについては検出されなかった。

●いままでに環境局に入った問い合わせ件数は?

受け入れ賛成・反対含めて1900件。今日の分は加味して
いない。

●わたしは反対です。この問合せ件数によって今後の対応
が変わる可能性はある?

ない。わたくしどもとしては粛々と進めるだけ。

---

東京臨海リサイクルパワー株式会社にも電話してみました。

●瓦礫はいつから受け入れ・焼却するの?

11月2日に岩手を出発、都指定の中間処理業者3社の
いづれかを経て4日ころ着の予定。

●どこで焼却・埋め立てするの?

焼却は敷地内施設。埋め立ては都の指定した場所。
(都環境局より:中央防波堤外側埋立処分場)

●焼却時にはどれくらいの放射性物質が出ると考えているか?

中間処理業者からわたしたちの元へ届けられるのは、
汚染されていないものと東京都から聞いている。
そのため焼却・埋め立て前に独自で放射線チェックを
するということはない。一般的なゴミと同じ扱いになる。
詳細は東京都に聞いてほしい。

●都指定の中間処理業者とは?

有明興業株式会社
http://www.aknet.co.jp/

株式会社リサイクルピア
http://www.r-p.co.jp/

高俊興行株式会社
http://www.takatoshi.co.jp/index.html

---

とらこのお世話をしなくちゃならないので、きょうは
ここまでの問い合わせになりましたが、電話でちょっと
聞いただけでも不思議なことがいっぱい。

岩手県での焼却実験で放射性物質を含むゴミだよと
わかっているのに「放射性廃棄物」ではなく「災害
廃棄物」扱いなので特別に配慮するわけではないとか、
最終処理業者は「汚染されていないゴミが来ると聞いて
いる」からという理由で放射線のチェックはしないとか。

もう決まってしまったことなので仕方ないけど、
こういうことが今後も増えるんでしょうね…






posted by りすきぃ at 15:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記