本屋さんで、奥菜恵さんの「紅い棘」を見つけました。
パラパラっと読んでいて、つい引き込まれてしまった私に
旦那さんが「買ってあげようか」とひと言… 恐縮です!
奥菜恵さんといえば、やっぱり印象深いのは岩井俊二作品
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の
主人公役。
「なんてキレイな小学生なんだ!」と変なところで感動
したのを覚えています。
奥菜恵さんは、その後、大人になるにしたがって、週刊誌に
載ったり結婚〜離婚と、メディアに取り上げられる機会
が増えました。
多かれ少なかれ、情報操作の行われる世界。おもしろおかしく
書かれてしまうのは、注目度の高さの裏返しなのかなとも
思います。でも、つらいよね。
子どものころからこの世界を見てきた彼女の芯にある、
ブレない心情を知ることが出来る作品です。
読みすすめるうちに「半生を振り返って掘り下げ、ここ
までさらけ出す作業はとっても心労を伴うものだったろうな」
と感じさせるほど、心に響いてくる文章。
全体を通して、彼女の考え方や生き方に、あの彼の影響
(not渋谷の社長)を色濃く感じます。一生懸命だったんだな
って、勝手に想像しちゃったり… 機会があればぜひご一読を。
posted by りすきぃ at 23:00
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日記