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2007年10月04日
risky文庫『モルヒネ』
まだしばらく本を読むブームが続くので、
本の感想は「risky文庫」ってタイトルで
書こうかなぁ。
『モルヒネ』在宅医療を請け負う女性医師。
同じ所属元病院の院長と婚約中の毎日に、突然
かつての恋人が現れる。末期癌を患って。
恋愛小説、女性作家の作品はあんまり
読まないんですけど、「書店発」とか
「ベストセラー」という煽り文句に購入
しちゃった。
読後感は、すっきりさわやか!という類の
ものではないですねぇ。全編を通して主人公
の、人生に対する虚無感みたいなものが
描かれています。
お互いを理解しあえる婚約者が居て、仕事も
それなりにこなせていて、それなのに
どうして虚しい感じがするんだろう。
それは主人公の生い立ちにあります。
そしてかつての恋人が、もう治らない病気を
連れてやって来た時、やっぱり心は揺れる
んだろうなぁと思います。
大切だった人が人生の最後に自分を訪ねて
来てくれたら、私にも生活があるけど、未来は
ないって解ってても私はその人と過ごす
道を選ぶだろうなと‥
朝から何云ってんだって話ですが(笑)
↑今朝書いていたのです。
これも女性向けな本かも知れませんね。